京都人も知らない!ミステリー?清水寺の阿々型の狛犬の謎
おみあげ屋さんの並ぶ、だらだら長い長い石畳の5条坂を登ると
清水寺(きよみずでら)の山門に着く、
ここで一つの疑問が下からは赤い鳥居が見えない様になっているのだ。
そして、謎とされているのが狛犬!
神社の前に置かれている狛犬といえば、通常、片方が口開き片方が口を閉じている阿吽の組み合わせを想像するはずだが、
そもそも寺に狛犬が置かれていること自体も不思議なのだが、
ここは、神社OR寺か?
さらに不思議なのは、なぜかどちらも口を開いた阿々型であることだ。
この組み合わせのあまりのめずらしさに、全国でもないという!!
なぜ、
この狛犬はどちらも口を開いているのだろう。
もちろん間違って同じものが置かれたわけじゃない。
実はこの狛犬の原型は、奈良の東大寺南大門の一対の狛犬にあるという説がある。
伊東史郎著『日本の美術二七九 狛犬』によると鎌倉時代、日本にやってきた宋の工人たちが中国から石材を運んで造ったのが、
南大門に残る「獅子孔」と呼ばれる阿形で一対の狛犬であった。
そう言われてみると、清水寺の狛犬もエキゾチックで独特の風貌をしているよに見えてくる。
外人なのか?(笑
ただし、このときは金属製で阿吽型の狛犬だったという。
ところが、
1944年に太平洋戦争でこの狛犬が金属供出され、
その後、信者からあらたに狛犬が寄進された。
その時、清水寺の良慶和尚が阿々型の狛犬を提案したということだ。
奈良出身の良慶和尚が東大寺の狛犬のことを知っていたため、阿々型の狛犬が選ばれたかもしれない。
しかし、謎とされているほうが夢があって
私は好きです。(笑
もうすぐ秋です、紅葉シーズンはいっそう人が多いのですが
夕日に浮かぶ清水寺はトワイライトです。
テンプレートが秋模様にしたいのに探していますがないないない!!
これでは、春ですよね。すぐ冬になるのでしょか(笑