ニキビに使われる海外の塗り薬
ニキビに使われる薬について
海外で使われている塗り薬
1・トレチノインを含む塗り薬
ビタミンAの誘導体で、これもレチノイドの一種です。
角質溶解作用うあ抗炎症作用があるので
ニキビに有効ですが、非常にかぶれやすく
使い方の難しい薬です。
レチノイドですので血中に入ると
催奇形性があります。
塗り薬といえど妊娠中は使用をひかえるべきです。
2・ベンゾイルオキサイドを含む塗り薬
これも角質溶解作用があるので毛穴詰まりを
予防するのですが、かぶれやすく、
また発ガン性の疑いがあるといわれます。
3・アゼライン酸を含む塗り薬
角質溶解作用、美白作用がありますが、
濃度が高いをかぶれます。
4・スピロノラクトンの塗り薬
抗男性ホルモン作用を期待して使われますが、
皮膚に塗ったときの安定性や吸収性が悪いためか、
あまり効かないようです。
5・サリチル酸を含む塗り薬
ピーリング剤の一種で、やはり角質溶解作用があります。
日本では化粧品には0.2%までしか配合できない
という規制があり、これでは効果が充分ではありません。
そこで海外のサリチル酸製剤を使ったり
院内で調合して処方しているところもあります。
フルーツ酸やグリコール酸に比べると
肌あれを起こすことは少ないのと、
脂溶性のため毛穴への浸透がよいのがメリットです。
続く