ニキビに使われる飲み薬
ニキビに使われる薬
飲み薬
1, ビタミン剤
ビタミンB2、B6がおもに使われます。
いずれも皮脂分泌のコントロールなどに働きます.
なので、不足するとニキビができやすくなります。
しかし、もともと不足していない人が
ビタミン剤を飲んだからといって
ニキビが治るというものではありません。
これらは、普通の食生活をしていれば、
それほど不足するビタミンではありません。
ビタミンCを使う病院もあるようですが、
それはニキビを治すためというより
はニキビによる色素沈着を予防するためと思ってください。
また皮膚科で処方するビタミン剤と市販のビタミン剤は皮膚科で出すものの方が、若干含有用量が多い点をのぞけば基本的には同じものです。
2・抗生物資
アクネ菌を殺菌する目的でよく処方されます。
しかしアクネ菌自体は皮膚の常在菌ですので、
いくら殺菌してもきりがありません。
そのため、抗生物資でいったんニキビがよくなっても、
飲むのをやめるとすぐに元に戻ってしまいます。
皮膚自体の本来の抵抗力を
取り戻さないかぎり終わりがありません。
また、長く飲み続けると
▲副作用を起こすこともあります。
実際に用いられるのは、殺菌性だけでなく
抗炎症作用も併せもった
テトラサイクリン系もしくはマクロライド系の
抗生物資が主流です。
数日では効果が出ないため、
使うならば2週間以上は使います。
そのほかの抗生物資では殺菌することが
目的ではないため、早く治そうなどと
いくら強いものを飲んでも効きません。
ニキビは抗生剤や薬だけで治るものではないことを
知っておいた上、治療や予防をしてくださいね。
続く