セラミドとは?
角質のバリア機能は、肌の中のセラミドの量と関係します。
セラミドが減るとバリア機能も弱まります。
角質層はレンガとセメントのような構造をしているといわれます。
角質細胞をレンガにたとえるとセラミドなどの角質細胞間脂質が
セメントで角質細胞をつなぎとめています。
角質細胞間脂質はコレステロールのようなものを
原料として表皮細胞の中で作られます。
いろいろなし質が混ざり合ってできていますが、
そのうちの約40%にあたるのが「セラミド」です。
残り60%にはスフィンゴ脂質や遊離脂肪酸などが含まれます。
これらの脂質が水と結合して肌の水分を守り、
また外界の刺激から肌を守るためにも大きな役割を果たしているのです。
このようにしっかり積み重なった角質層ですが、
セメント部分(セラミドなどの角質細胞間脂質)が足りなくなると
レンガ(角質細胞)がぐらついてしまい、一部がはがれ落ちたりします。
これが肌の表面んからは粉をふいたような状態として見られるのです。
レンガが脱落すると当然そこはバリア機能が
弱くなって外から刺激が入り込みます。
肌が粉を吹いた状態になっているときに
洗顔をすると石鹸がしみたりするのはこのためです。
セラミドはレンガを支え、さらに水分をキープしている、
肌にとってもっとも大切なものといえるのです。
ただし、年齢とともにセラミドは生産量は減ってくるので
肌はじょじよに乾燥しやすくなっていきます。
続く