京都人も知らない!ミステリー?しば漬けは平家悲劇
しば漬けの名づけ親は悲劇のヒロイン?
目にも鮮やかな赤紫、そして紫蘇の香りが清々しい
京漬物といえば、しば漬けである。
茄子やみょうが、きゅうりなどを塩と
紫蘇で漬け込んだ漬け物だ。
しば漬けのふるさとである
京都の北の郊外・大原は雪深い土地で
冬には交通が遮断してしまうほどであった。
その大原の人々が夏の間に新鮮な野菜を
漬け込んで保存食としたのが、
このしば漬けの始まりだといわれている。
「しば漬け」の名は、当初「紫葉」漬けと
呼んでいたのが「紫葉」漬けに転じたものだそうだ。
紫蘇でつけた美しい紫色が特徴な
しば漬けにぴったりの名だが、
これを名づけたのは意外にも、
平氏滅亡の隣に一人生き残った
悲劇のヒロイン建礼門院徳子だと言われている。
建礼門院徳子は、平安時代後期に権勢を振るった平清盛の次女で1171年に高倉天皇の中宮(皇后と同等の后)となり、
のちに安徳天皇を産む。やがて、
源氏の蜂起によって劣勢となった平氏は
壇ノ浦の戦いで再起をかけるが、敗れてしまう。
徳子の母は、まだ幼い安徳天皇を抱いて
壇ノ浦に入水自殺しました。
あとを追って入水した徳子だったが、
源氏側に救出され皮肉にも生き残ってしまう。
母と息子に先立たれ天涯孤独となった徳子は、
京都・大原の寂光院で尼となり、
一族の菩提を弔う日々を送ることになった。
そのとき、泣き暮らす徳子をなぐさめようと、
大原の人々が徳子に届けたのが自家製の漬け物だった。
当時、高貴な人々にしか使われなかった紫という色に加え、
酸味のある上品な味わい、そして大原の人の優しさに
感じ入った徳子は、これに「紫葉」漬けの名を下したのである。
そう聞くと、しば漬けがどこか、人の温もりを
感じさせている優しい食べ物に感じられるというもだ。
京都には、お茶ずけの専門店があります。
1000円くらいでお漬物が何種類も出てきます。
お茶が鉄瓶に入れらて、安いかどうかはわかりません。
おいしいかどうかもわかりません(笑
*口コミ!
京漬け物で有名な「西利」は斬新なメニューが好評。
漬け物サンドとかパスタとか、
とくに京都駅地下のザ・キューブ店
の漬け物天ぷらのうどんがオススメ。
薄味でさっぱり味。京都駅に行ったときは寄ってみて。