京都人も知らない!ミステリー?龍安寺石庭の石の数が!
龍安寺石庭は、
14個しか見えないはずの龍安寺石庭の石が・・・・・
15個見えるポイントはどこ?
京都の有名な庭はどこかと聞かれれば、
龍安寺と答える人も多いでしょう。
龍安寺といえば、白砂の砂紋に
15個の石が配された、見事な石庭である。
ここの石は一見、無秩序に並べられているように見える。
しかし、
実際には、それぞれの石は緻密な
計算をもとに配されており、
一度にすべての石を見ることができない
配置になっていることで有名である。
どの角度から庭を眺めても
必ず一個ないし二個は他の石の陰に
隠れて見えない石があるようにできているのだ。
じつはこれは東洋思想にのっとった
考えによるものといわれている。
東洋思想で15という数字は
満月と同様に完全を意味するもの。
しかし
それを見る人間は完全な存在ではないため、
あえて15個すべてを見ることが
かなわない設計にしてあるというのである。
また、そこには見えない石は心眼で見なさい
という意味が
込められていると言われる。
ただし、この石庭の石は、
絶対に一度に15個見ることができないのかというと・・・
どうやらそうでもないらしい。
じつは、京都工芸繊維大学で視覚研究の教鞭をとる
ハルト・バン・トンダ氏によると、
一箇所だけ15個すべての石が
見えるポイントがあるという。
トンダ氏が、龍安寺の石庭の写真を繰り返し
空間構造を解析したところ
15の石の位置関係がある一点に
集約していることがわかった。
そして、そこから15個すべての石が
見渡せることをつきとめたのだ。
その場所とは、現在の龍安寺が
焼失・再建される前に本尊があった場所。
つまり、仏様はすべての石が見えると
いう造りになっていたというのである。
チッ!と、いう声が聞こえてきますね。
罰あたりですよ(笑
トンダ氏は実際にその場所から
石を眺めたことはないそうだが、
あるテレビ番組の実験により
その仮説は実証されているという。
やはりこの庭は、深遠な意味を持つ
庭だったのでしょう。
絶景の庭園を眺めながら
京名物・湯豆腐を優雅に味わえる「西源院」。
ランチはヘルシーと人気の七草湯豆腐がお手頃。
ゴマ豆腐・漬物・和え物など精進料理がついたものもあります。
龍安寺は、春は桜で秋は紅葉、
私は、雪景色の冬がおすすめです。
龍安寺には、まだまだ不思議がいっぱいです。