京都人も知らない!ミステリー?この世とあの世をつなぐ井戸の巻
この世とあの世をつなぐ出入口 六道珍皇寺の井戸って不思議でしょう!!
京都にはこういうところがたくさんあります。陰陽安倍清明の一条戻り橋なんかもこの世とあの世をつなぐ橋です。
京都にはこの世とあの世をつなぐ井戸がある。こんな話がにわかに信じられるだろうか。しかし、その井戸は確かに存在する。それが東山・六道珍皇寺の井戸だ。
場所は東山の六波羅蜜寺のすぐ近く!野辺の送りの地であったらしい!!
平安時代のはこの井戸を通ってあの世とこの世を行き来していた人物がいたという。
文人官僚・小野たかむらは、昼は朝廷の役人として働きながら、夜はこの井戸から冥界へ降り「閻魔庁第三の冥官」として閻魔大王の補佐をしたと伝えられる。
この噂は九死に一生を得て、あの世でタカムラに会ったという人物たちが広めたものだ。
平安時代の初めに藤原吉相という大臣は、ある事件で処罰されかけたタカムラを助けたことがあった。
のちに大臣が死に瀕して冥界に送られたとき、そこにはなんとタカムラがいて閻魔大王に口添えしてくれたおかげで、この世に戻ることができたという。
この世に戻った大臣がタカムラに礼を言うと、「あれはかつての恩返しです。
このことは口外しませんよう」と釘を刺したという。
こんな話がもっともらしく噂されるのも、珍皇寺は平安時代の葬送地であった鳥辺野の入口に位置する。
珍皇寺の前の道は「六道の辻」と呼ばれ生者と死者の世界を分かつ境界だったのだ。死者はこの辻で珍皇寺の僧侶から引導を渡され鳥辺野へ送られたという。
また、「六道」は「髑髏」にも通じ、この辺りの町名はかつて髑髏町というおどおどしい名だったという。
あの世とこの世の境目に、あの世への出入口がぽっかりと口を開けている。
古都京都だからこそ信じてしまいたくなる伝承である。
*口コミ! 六道の辻、西福寺の門前にある「みなとや幽霊子育飴本舗」では自分の死後墓のなかで生まれた赤子を育てるため女が買いに来たといわれる飴を売っています。その名も「幽霊子育飴」話の種に買っていくといいかも。母の愛は幽霊になっても深いのでしょう!!
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