ニキビとは

ニキビは皮脂やアクネ菌は悪者ではない

ある日突然、ポツンとできるニキビ。

それだけでとてもゆううつになってしまいます。

ニキビは誰でも経験するようなとても
ポピュラーな肌トラブルですが

ニキビについてよく理解していない人が

意外にも多いものです。

まずニキビは「皮脂が多いからできる」と

いうものではありません。

もちろん、１０歳代の人のニキビのように

余分な皮脂が大きな原因になっているものもあります。

しかし２０代をすぎてからできるニキビ

(大人のニキビ)はオイリー肌(脂性肌)の人には

必ずできるというものでもなく、

また、頬のような乾燥する部分だけにできる人もいます。

「アクネ菌(俗にいうニキビ菌)がニキビの原因菌だから

殺菌したほうがよい」と
いう考え方もあるようです。

確かにアクネ菌がケアなの中で

繁殖することがニキビを悪化させる一因です。

ただしアクネ菌は皮膚の
常在菌で肌表面のバランスを正常に保つことに

貢献している菌であり、悪玉菌ではありません。

そのため殺菌していまうわけにも
いきません。

「皮脂」と「アクネ菌」というどちらも

肌にとって必要なものたちが

ニキビを作ってしまうのはなぜなのでしょう。

実はあまり知られていないことですが

ニキビができるときの第一歩は

「ケアなの出口の角質が暑くなる(角質肥厚を起こす)」こと
です。

角質が厚くなりすぎて、

毛穴をふさぐようになり、皮脂がつまってくるのです。

そして毛穴につまった皮脂を栄養源と
してアクネ菌が過剰に繁殖。

炎症をおこしてニキビは悪化していきます。

この角質肥厚には男性ホルモンや皮脂がアクネ菌によって
分解されてできた遊離脂肪酸などいろいろなものが関係します。

しかし、詳しくいうとこの角質肥厚に関しては

医学的によくわかっていない部分もあるのです。

続く