たるみの種類
たるみの種類
●たるみ毛穴
初期のたるみは頬などの毛穴の開きから現れはじめます。
若いうちはハリのあるコラーゲンが真皮にぎっしりとあり、
毛穴をまわりから支えているのですが、
それが次第にゆるんで支える力が低下し、
毛穴が開いてくるのです。
これを「たるみ毛穴」と呼びます。
若い人の皮脂過剰による毛穴の開きと区別するためです。
このたるみ毛穴がつながるようにしてシワができます。
点線にそって紙を折り曲げるように毛穴の部分から
皮膚が折れ曲がってシワになるのです。
●涙袋
目もとの薄い皮膚がたるむと、クマが目立ってきます。
目を保護するために、眼球のまわりには脂肪、眼窩脂肪、
があるのですがこれを支える下まぶたの皮膚がたるみ、
ぷくっとふくらんで見えるようになります。
これが進行するとポケットのようになり、
「涙袋」と呼ばれます。
目もとの老化は人によって現れ方が違います。
上まぶたのほうにたるみがきて、まぶたが重く垂れ下がる人
もいます。
この場合、視界が狭くなり、まぶたをあげようと
常に筋肉が緊張するため、頭痛を起こすことがあります。
●二重あご
太ったわけでもないのに二重あごになるのは
フェイスラインのたるみです。
頬からあごにかけては顔の中でもっとも脂肪の厚い部分
ですが、
それを皮膚が支えきれなくなって下がってくるのです。
「輪郭がぼやける」といういい方を世間でよくしますが、
次第にあごのシャープな線が失われていきます。
●法令線
口の両側にシワができ、これを「法令線」と呼びますが、
これはほかの表情ジワと違い、たるみによるものです。
そのため、無表情でいるときも消えません。
口もとの皮膚のたるみとともに頬の厚い脂肪が
下がってきているのです。
法令線はほかのシワに比べると非常に深いシワですので
シワ用の化粧品などはほとんど効果がありません。
コラーゲン注入やヒアルロン酸注入でないと改善は
難しいようです。
続く