角質のバリア機能
【角質のバリア機能】
肌からは外界のものが浸み込まないようになっています。
私たちが素手で洗剤を触っても洗剤が
しみこんでくることはありませんよね。
これは角質層にバリア機能というものが働いているから!!
海に入っても塩づけにならないのもバリア機能のおかげです。
肌の一番表面にある、死んだ細胞(角質細胞)の層が角質層です。
顔で言うと約20%の細胞がレンガのように積み重なってできていて、
厚さは0.02ミリほどです。
薄い角質層という膜が皮膚に触れるすべてのものから体を守り、
また、内部の水分が外へ蒸発しないように守る働きをしているのです。
これを「角質のバリア機能」と言います。
健康な角質層は自分自身で保湿線分(おもにセラミド)を
作り出しているため、約30%ほどの水分を含んでいます。
この水分が低下することが乾燥肌です。
乾燥肌になるとバリア機能も損なわれます。
バリア機能が失われると外から刺激が入り込みやすくなり、
小さな刺激にも反応してしまいます。
これが敏感肌です。
そのため、化粧水がしみたり、髪がふれただけで
痒ゆくなったりの皮膚炎症症状が起きるわけです。
続く