京都人も知らない!ミステリー?松花弁当
高級弁当のルーツを探る
懐石の弁当として知られる松花堂弁当は、
高級な弁当の代名詞。花見や茶会をより華やいだものに
してくれる美しい美味しい弁当である。
松花弁当の発祥は絵の具の具箱から!?
緑の高い四角形の箱はふた付きで、
開けると十字の仕切りのなかに、
ご飯、焼き物、煮物、刺身などが彩り鮮やかに盛り付けられ、
パッと花開いたような華やかさのある
何とも食欲をそそられる弁当である。
それにしても、松花堂弁当とは風情たっぷりだが、
変わった名前である。
松花堂とはいったいどういう意味なのだろうか。
また、この弁当はどうやって生み出されたものだろうか。
じつは全国的に有名なこの弁当の起原は京都にある。
江戸時代初期、京都に庵を結ぶ僧で
文化人でもあった松花堂昭乗は、
農家の種子入れの四角い箱を十字に仕切り煙草盆、
また絵の具箱として使用していた。
あるとき、これに料理を盛って客に出したところ、
それを見てひらめいた京都の老舗料亭・吉兆の創業者が田の字形の器に
料理を収め、昭乗の名前をとって松花堂弁として出したのが、
この高級弁当の始まりだといわれている。
仕切りのあるこの箱を使うことで、魚介類の乏しさを補うために
編み出された京料理の繊細な味が最後まで混ざることなく
楽しめる。
もちろん見た目も美しい。
しかもそれを弁当として持ち運べるとあって
松花堂弁当は評判となったのである。
*口コミ! 本場の松花堂弁当を食べたいと、
吉兆・松花堂店に行ってきました。
併設されている庭園と美術館も見事ですが、
高級料亭のお味に感動。季節に合わせた弁当の中身が美しい。
吉兆は、何年か前に食品の使いまわしで問題になったこと覚えている方はいらっしゃいますか?
あの時、私はこんな高級料亭でもこんなことをするのか??!と
とても驚きました。
あの、「ささやきおかみ」お元気なのでしょうか?
その後のマスコミ報道もありません。
料亭は、今でも「嵐山」にあります。
もう、いくこともないでしょうが!!